円安が進んでいますね。ドル円は、あっという間に143円台後半です。145円が視野に入ってきました。145円台は、日銀が昨年9月22日に24年ぶりとなる円買い介入した水準です。来週は、レートチェックの噂などで一時的に急落する場面もありそうです。

先週も述べましたが、いまのドル円相場は、円安が進んできたこともあり、買い方は少しおっかなびっくり買っています。今週の米新規失業保険申請件数の発表時のように、米景気にとってネガティブな経済指標が出てくれば、手仕舞いも早いです。そして、相場が落ち着いたらまた買い直すといった状況です。

トレードとしても、これに合わせるのが、いまはいいと思っています。上値を追って買いにくい水準になってきたので、三者会談の報道などで急落する場面があれば、押し目は拾いたいと思っています。

なお、いまのドル円の値動きをみると、円安を主導しているのはNY勢です。NY時間に円高に進むようになってきたら、短期的には相場の転換点になる可能性があるので、気を付けておきましょう。

さて来週ですが、30日に中国のPMI、6月の独消費者物価指数、5月の米PCEコアデフレータなどが発表されます。今週、中国は利下げに動きましたが、利下げ幅も小さく、景気回復にも時間が掛かりそうです。PMIの数字次第で、オセアニア通貨に売り圧力がかかりそうです。

また、独、米で発表されるインフレ関連の指標も注目です。PCEコアデフレータが下げ止まるようなら、追加利上げの思惑が一段と高まるでしょう。

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6月25日からの一週間の主な政治経済イベント

—【26日】—————————————————————
日銀金融政策決定会合主な意見（6月15・16日分）
独ｉｆｏ景況感指数（6月）
ジョルダン・スイス国立銀行（SNB）総裁 講演
メクラースイス国立銀行（SNB）理事 講演

—【27日】—————————————————————
日本景気動向指数（4月）
香港貿易収支（5月）
ラガルド欧州中銀（ECB）総裁 講演
テンレイロ英金融政策委員会（MPC）委員 講演
コジッキ・カナダ中銀（BOC）副総裁
カナダ消費者物価指数（5月）
米耐久財受注（5月）
米住宅価格指数（4月）
米Ｓ＆Ｐケースシラー住宅価格指数（4月）
米新築住宅販売件数（5月）
米消費者信頼感指数（6月）

—【28日】—————————————————————
豪消費者物価指数（5月）
仏消費者信頼感指数（6月）
米ＭＢＡ住宅ローン申請指数
パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長、ラガルド欧州中銀（ECB）総裁、
植田日銀総裁、ベイリー英中銀（BOE）総裁、パネル討論会参加（ECBフォーラム）
ビルロワドガロー・フランス中銀総裁 講演

—【29日】—————————————————————
日本小売業販売額（5月）
豪小売売上高（5月）
南ア生産者物価指数（5月）
ボスティック米アトランタ地区連銀総裁 講演
独消費者物価指数（6月）
米ＧＤＰ確報値（1Q）
米新規失業保険申請件数
テンレイロ英金融政策委員会（MPC）委員 講演

—【30日】—————————————————————
日本雇用統計（5月）
日本有効求人倍率（5月）
日本鉱工業生産指数（5月）
中国製造業購買担当景気指数（ＰＭＩ）（6月）
独小売売上高指数（5月）
英ＧＤＰ確報値（1Q）
英ネーションワイド住宅価格（6月）
スイス小売売上高（5月）
仏消費者物価指数（6月）
仏生産者物価指数（5月）
スイスＫＯＦ先行指数（6月）
独雇用統計（6月）
ユーロ圏雇用統計（5月）
ユーロ圏消費者物価指数（6月）
南ア貿易収支（5月）
カナダＧＤＰ（4月）
米個人所得・支出（5月）
米シカゴ購買部協会景気指数（6月）
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報値（6月）

※詳細はこちらのサイトで確認ください↓↓↓
https://ing.forexnote.jp/calender.php