6月30日のポイント・・・ドル円が145円台に顔見世、介入は146円台か
- 2023/6/30
- 佐藤りゅうじブログ

一瞬でしたが、145円に乗せましたね。昨日、今日の値動きをみると、145円前後は売りが待ち構えているようです。簡単には、上値を伸ばさしてはくれないようです。今日は、月末、四半期末、半期末です。実需が出てきます。ロンドンが終わるまでは、ギクシャクする可能性がありそうです。
さて、ここまで上昇してくると、上値はどこまで?介入は?って話になると思います。上値は、昨年11月10日に発表された10月の米消費者物価指数の結果を受けて、上昇相場が崩れた地点146円台までは戻すと考えています。
一方、介入ですが、やはり146円台と考えています。昨年の例をみると、9月22日は、それまで乗せきれなかった145円台にしっかりのせ、黒田日銀総裁記者会見で買いが加速し、心配された145円台の介入はないだろうと思わせた時でした。また、10月21日も、絶妙のタイミングでした。前日の20日まで12連続陽線となり、150円台に乗せ介入警戒感は高まっていました。しかし、21日の東京、欧州と介入はなく、151円台に突入、金曜日のNY時間ということもあり、152円台に入れば、相場が加速すると多くの市場参加者が感じた151.95で介入が実施されました。
この2回の介入に言えるのは、相場が伸びたところで時間に関係なく介入してくるところです。以前は、介入は東京時間が中心でしたので、虚を衝く感じです。翻って、現状の日足をみると、直近10営業日に陰線は2本のみ、水準的は5円の円安に振れています。日銀が気にしている円安のスピードと値幅は、過熱していると言ってもいいでしょう。あとは水準ということですが、市場が気にしている145円台よりも伸びきった感のでる146円台の方が可能性があるのではないかと思っています。
ここから先はチキンレースになります。あまり無理をせずに、介入後に拾っていくのもいいかと思います。
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