7月5日のポイント・・・ドル円は押し目買い
- 2023/7/5
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円は144円台の取引が続いています。独立記念日の影響もあるのでしょうが、値動きをみていると直近の上昇を日柄で調整している感じです。介入警戒感から145円前後では売りが出る一方、144円前後では押し目が入る。多少、下を試した方が、値幅調整もされ、次の上昇に繋がりやすいと思いますが、押し目買い意欲も強いですね。
スワップ金利、日米の金融当局のスタンスの差を考えると、ドル円のショートは、日計りでもないとやりにくいです。個人的には、日計りでも売りで入ることは考えていません。すぐに押し目買いが入る気がして、売りたくありません。
では、売りが入るならとどのようなケースか考えてみたのですが、やはり日銀の政策変更ではないでしょうか。先日の日銀短観をみると、景況感が大きく改善しました。一方、円安による物価上昇も顕著です。また、債券市場の機能の低下が起きていることも事実です。景況感の回復を背景に、債券市場の機能回復の名目で、YCCの変動幅を拡大させる可能性が十分にありそうです。
その結果として、円安が是正されるというシナリオはありそうです。日銀は、円安のためにYCCを修正するとは決して言わないでしょうしね。このケースなら、短期的には、ドル円のショートもアリだと考えています。なので、月末の日銀会合までは、押し目拾いに徹ようかと考えています。
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