来週の予定(2023/7/9~)・・・中国物価指数、NZ政策金利、米物価指数、etc
- 2023/7/8
- 佐藤りゅうじブログ

金曜日にドル円が大きな調整となりました。今週は、週足が上げの4週目、CFTC建玉明細は11万枚を超えるネットショートとなっていました。このため、調整安となる可能性があると思っていたのですが、木曜日までは144円台が中心の取引でした。予想以上に買い意欲が強いと感じていました。
そんな中で発表された6月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は予想以上に伸びが鈍化し、2020年12月以来2年半ぶりの小幅増にとどまり(それでも20万9000人増)、4、5月分の雇用者数の伸びは計11万人下方修正されたました。これを受けてドル売りが先行、ドル円は142.08付近までの下落となりました。
この下げの途中で142.57付近まで下落後、143.40前後まで戻す場面があり、この戻しが、下げ幅を拡大させたと思います。ただ、これで下降トレンドに転換したとも思えません。相場が落ち着いてくれば、金利差の関係から、再び145円に接近してくるのではと思っています。
さて、来週ですが、12日に6月の米消費者物価指数、13日に生産者物価指数が発表されます。米国のインフレ率の一段の低下が確認されれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測の後退から、ドルは一段安となりそうです。
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7月9日からの一週間の主な政治経済イベント
—【10日】—————————————————————
日本経常収支(5月)
中国消費者物価指数(6月)
中国生産者物価指数(6月)
トルコ雇用統計(5月)
バー米連邦準備理事会(FRB)副議長 講演
メスター米クリーブランド地区連銀総裁 講演
デーリー米サンフランシスコ地区連銀総裁 討論会参加
ボスティック米アトランタ地区連銀総裁 講演
ベイリー英中銀(BOE)総裁 講演
米消費者信用残高(5月)
—【11日】—————————————————————
英雇用統計(6月)
独消費者物価指数(6月)
トルコ経常収支(5月)
ビルロワドガロー・フランス中銀総裁 講演
独ZEW景況感指数(7月)
南ア製造業生産指数(5月)
ブラード米セントルイス地区連銀総裁 講演
—【12日】—————————————————————
日本機械受注高(5月)
NZ政策金利
ロウ豪中銀(RBA)総裁 講演
ベイリー英中銀(BOE)総裁 記者会見
トルコ鉱工業生産指数(5月)
米MBA住宅ローン申請指数
米消費者物価指数(6月)
バーキン米リッチモンド地区連銀総裁 講演
ブイチッチ・クロアチア中銀総裁 講演
カシュカリ米ミネアポリス地区連銀総裁 講演
レーン欧州中銀(ECB)専務理事(チーフエコノミスト) 講演
カナダ政策金利
ボスティック米アトランタ地区連銀総裁 講演
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
メスター米クリーブランド地区連銀総裁 講演
—【13日】—————————————————————
中国貿易収支(6月)
英鉱工業生産指数(5月)
英製造業生産指数(5月)
英貿易収支(5月)
仏消費者物価指数(6月)
ユーロ圏鉱工業生産指数(5月)
米生産者物価指数(6月)
米新規失業保険申請件数
独経常収支(5月)
米財政収支(6月)
—【14日】—————————————————————
日本鉱工業生産指数(5月)
スイス生産者・輸入価格(6月)
ユーロ圏貿易収支(5月)
カナダ製造業出荷(5月)
米輸入価格指数(6月)
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(7月)
G20財務相・中央銀行総裁会議(インド・ガンディナガル、~18日)
休場:NZ
※詳細はこちらのサイトで確認ください↓↓↓
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