7月12日のポイント・・・NY勢は今夜も円買い?CPIに足をすくわれるか
- 2023/7/12
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円の下落が止まりませんね。今日の東京終盤には、139.30前後まで下落しました。昨日のNYクローズが140.36なので、1円以上の円高です。東京時間にこれだけ動くのをみると、だんだん、やりたい放題になってきたように思います。
値動きが大きい時間帯をみると、NY時間と東京の早朝から序盤です。今回の円高相場を主導しているのもNY勢のようです。直前の円安場面もNY勢でした。ですので、NY勢が買い出したら、相場に変化が出るかもしれないので、注意はしておきましょう。
ここからのドル円の下値ですが、まずは139.00付近の攻防に注目です。138円台に沈むと、6月9日の安値138.76や6月1日の安値138.45が視野に入ります。これらを下抜くようなら、節目の138.00を目指すでしょう。138.00も割り込むと、5月18日の安値137.29がターゲットになりそうです。
なお、今日、発表される6月米消費者物価指数では、市場予想より低い数値が出るとの思惑が広がっているようです。昨日まで4日連続陰線、高値から6円弱も下げた相場です。多少でも強い数字が出てくると、一気に巻き戻しとなる可能性もあるでしょう。仮に市場予想通りでも、事実でドルが買われる(円が売られる)こともありそうです。個人的には、139円台でショートは作りたくないなぁと思っています。日銀がYCCの変動幅を修正するまでは、中長期ではロング目線を維持の予定です。
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