来週の予定(2023/7/16~)・・・中国経済指標、米住宅関連指標、日本消費者物価、etc.
- 2023/7/15
- 佐藤りゅうじブログ

今週は、米消費者物価指数(CPI)前までが円高、それ以降はドル安という展開でした。ドル円は高値が10日の東京午後に付けた143.01、安値は14日の東京午前に付けた137.24、値幅は5.77円と今年最大です。
先々週から1445-145円台で上値が重くなり、円ショートが膨れ、7日の雇用統計で崩れたので、売りが先行するとは思ってはいました。ただ、139円台がいいところで、CPIでオーバーシュートしても、一瞬139円を割るくらいを想像していました。まさか、137.27まで突っ込むとは・・・。最初はポジションの偏り、次は押し目と思って買ったら投げさせられたといった展開でしょうかね。
ただ、米CPI以降は、ドル売りとなり、ユーロドルが年初来高値を更新、ポンドドルは5日連続高値更新となったので、クロス円は水曜日あたりから反発をしています。ドル円ではなく、クロス円の方がいい押し目になったかもしれませんね。
さて来週は、米国の住宅関連の経済指標の発表が相次ぎます。このところの米住宅指標は、再び過熱感が出てきています。市場予想を上回る数値が出てくるようなら、米金利上昇から今週のドル安に対する調整となる可能性もありそうです。
また、英、日の消費者物価指数が発表されます。この数値次第では、中銀の政策変更に繋がります。YCCの修正の思惑から、円が買われるシナリオも想定しておいた方がいいかもしれませんね。
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7月16日からの一週間の主な政治経済イベント
—【17日】—————————————————————
英ライトムーブ住宅価格(7月)
中国GDP(2Q)
中国鉱工業生産指数(6月)
中国小売売上高(6月)
ラガルド欧州中銀(ECB)総裁 講演
レーン欧州中銀(ECB)専務理事(チーフエコノミスト)、バスレ・スロベニア中銀総裁 パネル討論会参加
エルダーソン欧州中銀(ECB)専務理事、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁 パネル討論会参加
カナダ卸売売上高(5月)
米NY連銀製造業景気指数(7月)
休場:日本
—【18日】—————————————————————
豪中銀理事会議事録(7月4日開催分)
香港失業率(6月)
カナダ鉱工業製品価格(6月)
米小売売上高(6月)
カナダ消費者物価指数(6月)
米鉱工業生産・設備稼働率(6月)
米対米証券投資(5月)
—【19日】—————————————————————
NZ消費者物価(2Q)
豪ウェストパック先行指数(6月)
英消費者物価指数(6月)
英小売物価指数(6月)
英生産者物価指数(6月)
ブイチッチ・クロアチア中銀総裁 講演
南ア消費者物価指数(6月)
ユーロ圏消費者物価指数(6月)
米MBA住宅ローン申請指数
南ア小売売上高(5月)
米住宅着工・許可件数(6月)
ラムスデン英中銀(BOE)副総裁(市場、銀行担当) 講演
—【20日】—————————————————————
日本貿易収支(6月)
中国政策金利発表
豪雇用統計(6月)
独生産者物価指数(6月)
ビルロワドガロー・フランス中銀総裁 講演
トルコ消費者信頼感指数(7月)
ユーロ圏経常収支(5月)
香港消費者物価指数(6月)
トルコ政策金利
米新規失業保険申請件数
米フィラデルフィア連銀景況指数(7月)
南ア政策金利
米中古住宅販売件数(6月)
米景気先行指数(6月)
—【21日】—————————————————————
日本消費者物価指数(6月)
英小売売上高(6月)
カナダ小売売上高(5月)
※詳細はこちらのサイトで確認ください↓↓↓
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