ドル円が木曜、金曜に一気に円安に振れましたね。特に金曜日の夕方に「日銀は現時点でＹＣＣ副作用に対応の緊急性乏しいと認識」との一部報道が流れると、140円台前半から141.95付近まで大きく上昇しました。

チャート的には、142円台に特に目立った抵抗線が見られないことから、142円突破なら、143円接近もあるかと考えていました。金曜日のNYはよく動くので、もう一段高があるかとみていたのですが、NYは不発でした。ただ、NYの引けが141.73なので、月曜日に再トライの可能性もありそうです。

来週は、米連邦公開市場委員会（FOMC）、ECB理事会、日銀金融政策決定会合があり、政策金利ウィークになります。FOMCとECB理事会の0.25％の利上げはほぼ織り込み済みです。やはり注目は、日銀金融政策決定会合となりそうです。

先週までYCC修正の思惑が強まっていましたが、今週に入り、その見方が徐々に後退し、金曜日には追い打ちをかける一刺しがありました。日銀金融政策決定会合時のドル・円の値位置次第ですが、ここまでくると、現状維持でもサプライズの円売りにはなりにくそうです。逆に、YCC修正が示唆されるようなコメントが出れば、大きく動きそうですね。

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7月23日からの一週間の主な政治経済イベント

—【24日】—————————————————————
ＮＺ貿易収支（6月）
仏ＰＭＩ速報値（7月）
独ＰＭＩ速報値（7月）
ユーロ圏ＰＭＩ速報値（7月）
英ＰＭＩ速報値（7月）
米ＰＭＩ速報値（7月）

—【25日】—————————————————————
トルコ設備稼働率（7月）
独ｉｆｏ景況感指数（7月）
香港貿易収支（6月）
米住宅価格指数（5月）
米Ｓ＆Ｐケースシラー住宅価格指数（5月）
米消費者信頼感指数（7月）

—【26日】—————————————————————
豪月次消費者物価指数（6月）
豪消費者物価指数（2Q）
日本景気動向指数（5月）
仏消費者信頼感指数（7月）
米ＭＢＡ住宅ローン申請指数
米新築住宅販売件数（6月）
米ＦＯＭＣ
バーナンキ米ＦＲＢ議長記者会見

—【27日】—————————————————————
南ア生産者物価指数（6月）
ＥＣＢ政策金利
米ＧＤＰ速報値（2Q）
米耐久財受注（6月）
米新規失業保険申請件数
ラガルドＥＣＢ総裁記者会見

—【28日】—————————————————————
豪生産者物価指数（2Q）
豪小売売上高（6月）
日銀金融政策決定会合
日銀展望レポート
仏ＧＤＰ（2Q）
植田日銀総裁記者会見
仏消費者物価指数（7月）
仏生産者物価指数（6月）
スイスＫＯＦ先行指数（7月）
トルコ貿易収支（6月）
独消費者物価指数（7月）
米雇用コスト指数（2Q）
カナダＧＤＰ（5月）
米個人所得・支出（6月）
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報値（7月）

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