来週の予定(2023/8/13~)・・・米小売売上高、FOMC議事録、英・日消費者物価指数、etc.
- 2023/8/12
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円が6月30日以来の145円台に一時乗せる場面がありましたね。ただ、同水準での値動きをみると、何だかおっかなびっくり買っている印象です。金曜日ということもあり、相場は一方通行になりやすかったのですが、NYクローズでは145円台に乗せることは出来ませんでした。
145円台という水準は、日銀が、昨年9月22日に24年ぶりに円買い介入を実施した水準であり、市場はかなり神経質になっているようです。145円台にしっかり入ると、ボラティリティが上がり、日銀がどこまで円安を許容するのか、市場が試しに行くかもしれませんね。
米国サイドをみると、米債金利の上昇が目立っています。10年債は4.166%まで水準を引き上げています。今週発表された7月の米消費者物価指数は、前年同月比3.2%上昇となり、13カ月ぶりに加速、コアは4.7%でした。先週発表された米雇用統計で平均時給に低下がみられないことを考えても、一段の利上げのシナリオがないとは言えない状況だと思います。
市場は楽観視しがちですが、80年代のインフレの流れをみると、インフレが止まったと思っても、その火はくすぶり続け、そして再燃しました。インフレ対策として、ゴールドを買うなり、手当はしておいた方がいいのかなと思います。
さて、来週ですが、米小売売上高、FOMC議事録、英・日の消費者物価指数などの発表が控えています。ドル円は思惑が交錯しやすい水準にあり、大きく動く可能性もありそうです。
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8月13日からの一週間の主な政治経済イベント
—【14日】—————————————————————
特になし
—【15日】—————————————————————
日本GDP1次速報(2Q)
豪中銀理事会議事録(8月1日開催分)
中国鉱工業生産指数(7月)
中国小売売上高(7月)
日本鉱工業生産指数(6月)
英雇用統計(7月)
スイス生産者・輸入価格(7月)
独ZEW景況感指数(8月)
南ア雇用統計(2Q)
カナダ製造業出荷(6月)
米小売売上高(7月)
カナダ消費者物価指数(7月)
米輸入価格指数(7月)
米NY連銀製造業景気指数(8月)
カシュカリ米ミネアポリス地区連銀総裁 講演
米対米証券投資(6月)
—【16日】—————————————————————
豪ウェストパック先行指数(7月)
NZ政策金利
英消費者物価指数(7月)
英小売物価指数(7月)
英生産者物価指数(7月)
ユーロ圏GDP改定値(2Q)
ユーロ圏鉱工業生産指数(6月)
米MBA住宅ローン申請指数
南ア小売売上高(6月)
米住宅着工・許可件数(7月)
カナダ卸売売上高(6月)
米鉱工業生産・設備稼働率(7月)
米FOMC議事録(7月25・26日開催分)
—【17日】—————————————————————
NZ生産者物価指数-投入高(2Q)
日本貿易収支(7月)
日本機械受注高(6月)
豪雇用統計(7月)
香港失業率(7月)
ユーロ圏貿易収支(6月)
米新規失業保険申請件数
米フィラデルフィア連銀景況指数(8月)
米景気先行指数(7月)
—【18日】—————————————————————
日本消費者物価指数(7月)
英小売売上高(7月)
ユーロ圏消費者物価指数(7月)
カナダ鉱工業製品価格(7月)
※詳細はこちらのサイトで確認ください↓↓↓
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