8月18日のポイント・・・ドル円に調整安の兆し、ただ基本はドル買い
- 2023/8/18
- 佐藤りゅうじブログ

ドル・円が少しだけ調整らしい動きをみせ始めています。8月7日から8連騰となり、昨日ようやく陰線引けしました。7日から昨日までの上昇の0.382%押しが144.66付近、半値押しが144.06前後です。なので144円台くらいは見られるかと思っています。
ただ、ドル・円のショートポジションを持つのは、少し慎重にやっています。相場なので、一方的な上昇が続けば、買いポジションが溜まっていき、いずれは反落します。そこを狙っていくのは悪くはないです。
ただ、日米の金利差がこれだけ開いていると、押したところは丁寧に拾っていくと、報われると考えています。1万ドルもっていれば、毎日200円からスワップがもらえるというのは、凄い世界です。ドル・円は基本買いでいいと思っています。
ところで、最近のドルの上昇は、米債金利の上昇が主因です。しかも、需給の悪化が背景にあり、悪い金利上昇です。そんな中で、中国の大手不動産開発会社「恒大集団」が破産法第15章の適用を申請したニュースです。恒大集団は、米国に多くの資産を保有しています。それらを売却に動けば、連鎖的に多くの資産価値が下落する可能性があります。
これから人口が増えて、不動産投資が増していく状況ならいいですが、そういった状況とかけ離れているいま、バランスシート型の不況は、法的整理などを実施し、バランスシートから不良債権を取り除かないと、事態は悪化の一途をたどりそうです。ただ、中国政府は、法的整理にはあまり積極的ではないようです。なんだか、ちょっと怖いなぁ、と思っています。
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