8月23日のポイント・・・欧州の景況感悪化
- 2023/8/23
- 佐藤りゅうじブログ

欧州の景況感が悪化していますね。今日発表された8月のドイツPMI速報値では、製造業は39.1と前回の38.8から小幅ながら改善しましたが、非製造業は47.3と前回の52.3から大きく悪化し、景況感の分かれ目とされる50を割り込みました。ドイツは、中国との関わりが強かっただけに、対立構造の中で経済が大きく落ち込んだようです。
これを受けて、ユーロは売られ、ユーロドルは1.08台前半まで、ユーロ円157円台前半まで急落しました。ユーロドルは1.08500の支持を日足ベースで割ってしまうと、まずは1.06~1.07台ドル台を目指しそうです。ユーロ円は、159円台でまた止められた格好となり、156円割れを試す展開になりそうです。全体の流れとしては、欧州のPMIを受けて流れは円買い&ドル買いです。クロス円が下落しており、ドル円は売られやすい状況です。
今日発表された一連の欧州のPMIをみると、景況感の悪化が目立っており、ECBの追加利上げは難しく見えます。ユーロが売られれば、ポンド、オージーと波及しそうです。ジャクソンホール待ちかと思っていたのですが、その前にひと相場ありそうです。
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