8月25日のポイント・・・パウエルさん次第
- 2023/8/25
- 佐藤りゅうじブログ

いよいよ今夜、パウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演です。市場では、タカ派的な内容との見方が広がっています。それを映してか、昨日のマーケットは、ドル買いが優勢となりました。
ただ、前日からのそういった動きになると、当日は得てして動きが継続しないこともあり、やりにくいなぁと思っています。ドル円は、金利差があるので、出来れば、ドル安になったところを拾いたいと思っていましたが、なかなかうまく行きませんね。
さて、今夜の講演ですが、ややタカ派的な内容になるかとみています。先月発表された4-6月期の米GDP成長率(速報値)が前期比+2.4%、前期比年率+6.5%と非常に高い数値なっているうえ、GDPの約7割を占める個人消費が+11.8%と1-3月期に続き2ケタの伸びとなっています。また、失業率も3.5%と非常に低い水準です。
昨日アトランタ連銀が発表した経済予測モデル「GDPナウ」による7‐9月期の成長率見通しは+5.9%です。これらをみると年内の追加利上げに言及がなくとも、長期間にわたり金利は高い水準で維持されるといった発言があっても不思議はないです。
ただ、これほど好調な数字が出ているのに、8月米PMIの数値が悪かったのは、気掛かりです。経済指標としては、PMIは現場の見方を吸い上げているので、速報性が高いです。そのあたりをパウエルさんがどのような見方をしているのかも興味があります。最後は、経済統計次第!って言葉で濁されるかもしれませんけどね。
それでは、今夜も頑張っていきましょう
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