9月1日のポイント・・・今夜は雇用統計、ドル円は押し目買いか
- 2023/9/1
- 佐藤りゅうじブログ

今夜はいよいよ雇用統計。市場予想は、失業率が3.50%(前回3.50%)、非農業部門雇用者数17万(前回18.7万)、平均時給は前月比0.3%(前回0.4%)、前年比4.3%(前回4.4%)となっています。
今週発表された雇用関係の指標は、JOLT求人件数は882.7万件と市場予想の950万件を下回り、2021年3月以来の水準に落ち込みました。6月分も958.2万件から916.5万件に下方修正されました。ただ、求人倍率は1.5倍とコロナ前の2019年の年平均が1.2倍ですので、決して悪くはありません。
30日に発表された8月の米ADP雇用統計は、民間雇用者数が17.7万人増と市場予想(19.5万人増)を下回りました。その一方で、失業保険申請件数は、22.8万件と市場予想の23.5万件よりいい数値となりました。
なんだか、玉石混交といった感じですが、離職率は低下しており、緩やかに雇用の過熱感は冷めているとみています。今夜発表される8月の雇用統計も、雇用情勢のタイト感が後退する内容となれば、米金利低下からドル売りになりそうです。ただ、ドル円は8月23日の安値144.54をしっかり割り込まないければ、押し目買いで対処しようかと考えています。
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