来週の予定(2023/9/3~)・・・豪・加政策金利、米ISM非製造業、中国物価指数、etc.
- 2023/9/2
- 佐藤りゅうじブログ

今週最大のイベントと目された米雇用統計は、非農業部門就業者数が市場予想の17万人増を上回る18.7万人増、一方、失業率は前月の3.5%から3.8%に悪化となりました。平均時給は前年同月比4.3%上昇。昨年より伸びは鈍化したものの、新型コロナウイルス流行前を大きく上回る水準です。利上げの効果は出ていますが、雇用環境は好調を維持していると言って良さそうです。
マーケットの反応をみても、最初こそドル売りとなったものの、終わってみれば金利は上昇し、ドル買いでした。ドル円相場でみれば、144円台半ばの底堅さを確認する結果となりました。
最近のドル円の値動きをみると、過熱感はなく、値幅もそう広くもない。いまは、直近の上昇に対する日柄調整のように見えます。144-146円台という水準で過熱感がないということは、この水準は通過点に過ぎず、多少の時間は掛かるでしょうが、日銀の政策変更などがなければ、昨年10月31日の高値148.85や節目の150円を取ってくると可能性は高い考えています。
さて、来週ですが、米ISM非製造業景況感、オーストラリアとカナダの政策金利、米貿易収支などの発表があります。今週ほど大きな経済指標の発表はありませんが、こういう時に限って相場が大きく動くことがあります。ドルがスルスルっと買われる可能性もありそうです。
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9月3日からの一週間の主な政治経済イベント
—【04日】—————————————————————
独貿易収支(7月)
スイスGDP(2Q)
トルコ消費者物価指数(8月)
トルコ生産者物価指数(8月)
休場:米・加
—【05日】—————————————————————
日本勤労者世帯家計調査(7月)
豪経常収支(2Q)
豪政策金利
仏サービス業PMI改定値(8月)
独サービス業PMI改定値(8月)
ユーロ圏サービス業PMI改定値(8月)
英サービス業PMI改定値(8月)
ユーロ圏生産者物価指数(7月)
南アGDP(2Q)
米製造業受注(7月)
米耐久財受注改定値(7月)
—【06日】—————————————————————
豪GDP(2Q)
独製造業受注指数(7月)
ユーロ圏小売売上高指数(7月)
米MBA住宅ローン申請指数
カナダ貿易収支(7月)
米貿易収支(7月)
コリンズ米ボストン地区連銀総裁 講演
ベイリー英中銀(BOE)総裁 議会証言
米サービス業PMI改定値(8月)
カナダ政策金利
米ISM非製造業景況指数(8月)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
—【07日】—————————————————————
豪貿易収支(7月)
ロウ豪中銀(RBA)総裁 講演
中国貿易収支(8月)
日本景気動向指数(7月)
スイス雇用統計(8月)
独鉱工業生産指数(7月)
ウンシュ・ベルギー中銀総裁、講演
ビルロワドガロー・フランス中銀総裁、クノット・オランダ中銀総裁 講演
エルダーソン欧州中銀(ECB)専務理事 講演
仏貿易収支(7月)
仏経常収支(7月)
ユーロ圏GDP確報値(2Q)
南ア経常収支(2Q)
ホルツマン・オーストリア中銀総裁 講演
米非農業部門労働生産性指数(2Q)
米新規失業保険申請件数
カナダIvey購買部協会指数(8月)
ハーカー米フィラデルフィア地区連銀総裁 講演
ウィリアムズ米ニューヨーク地区連銀総裁 講演
ボスティック米アトランタ地区連銀総裁 講演
—【08日】—————————————————————
日本GDP2次速報(2Q)
日本経常収支(7月)
独消費者物価指数(8月)
仏鉱工業生産指数(7月)
カナダ雇用統計(8月)
—【09日】—————————————————————
中国消費者物価指数(8月)
中国生産者物価指数(8月)
G20首脳会合(G20サミット、10日まで)
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