10月4日のポイント・・・ドル円の上値余地拡大か、介入もどきで
- 2023/10/4
- 佐藤りゅうじブログ

昨日は、「介入もどき」と言ったところでしょうか。市場予想を上回ったJOLT求人を受けて、ドル円が150.16前後まで上昇したところで急反転し、147.43まで急落。しかし、すぐに149円台前半に戻すと、その後は148円台後半を中心に取引され、引けは149.06付近でした。
介入か否かが議論になっていますが、介入なら149円台前半に戻したら、いや、戻す前に再度、叩くと思うので、介入ではないように気がしています。ただ、当局としては、米金利上昇を背景としたドル買い相場のため積極的な介入は出来ないが、150円台をいう水準を危惧している。介入も辞さないという姿勢をマーケットに示し、ドル円の上昇を抑えたいという意味で、介入を実施した可能性はあるかなと思っています。その効果のほどは、疑問ですけどね。
昨日の値動きで、150円台が大きな節になりました。そうなると149円台はあまり買いたくないという心理が働きます。ドル・円の上昇スピードを一時的には抑えるかもしませんね。ただ、あくまで一時的で、次に150円台入った時に介入がなければ、また上値を試すでしょう。上値余地が広がった可能性もありそうです。日米の金利差等を考えると、ドル円は、まだロングで見ています。