10月6日のポイント・・・米雇用統計でドルの上げ一服なるか
- 2023/10/6
- 佐藤りゅうじブログ

今夜は雇用統計ですね。大方の予想は、失業率が3.7%、非農業部門雇用者数(NFP)の増減数が17万人増、平均時給が前月比0.3%増、前年比4.3%増となっています。今週発表されたJOLT求人やADP雇用統計など、雇用関係の指標は玉石混交といった感じでした。
JOLT求人の自主的退職率は1.9万人増の363.8万人と21年5月来の低水準となっており、雇用環境は徐々に厳しくなっているようにみられます。利上げの効果が出ているのでしょう。
ただ、それでも失業率が3%台、そしてこれからクリスマス商戦で小売売上高が伸びる可能性があることから、インフレ懸念が大きく後退する可能性は低く、米債金利も高い水準で推移しそうです。
ドルインデックスは、今週で上げの12週目。強いです。昨年は、10月からドルが軟化したのですが、そのきっかけは、9月の米消費者物価指数でした。今夜の雇用統計、来週の消費者物価指数で相場が大きな転換点を迎えるが注目です。