10月13日のポイント・・・再びドル買い
- 2023/10/13
- 佐藤りゅうじブログ

昨日発表された9月の米消費者物価指数は、ほぼ事前予想に近い内容となった。ただ市場の反応は、米債安(金利上昇)、ドル買いとなった。この動きをみていると、直近5営業日の米債金利低下・ドル安が、単なる調整局面であり、大きなトレンドは依然として金利高・ドル高のようにみえます。
ユーロドル、ポンドドル、オージードルなど、昨日は実体の長い陰線となったので、目先、直近安値を試すような動きなるかとみています。これらの通貨は、まずは戻り売りで考えています。
ドル・円は、150円の手前では上値が重くなっています。さすがに、3日に介入もどきのようなことがあった水準150.16接近では、積極的な買いは入りにくそうです。また、おっかなびっくり上値を伺いながら、次の高値を取っていくとみています。3日の150.16をとったような値動きでは、到底、天井を付けたとは思えません。いまのような大人しい相場なら、152円台くらいまであっても不思議はないでしょう。
金融相場が大きく変わるとすれば、値動きが荒くなった時、そして金融政策が変更された時です。その意味では、今後、注目されるのは日銀でしょうね。日銀がいよいよ緩和終了となれば、その時は大きく円買いに振れるとみています。