9日の取引では、東京からNY序盤まで、ドル・円の買いが続きました。108.60円付近が現時点(9日夜中）の高値となっています。107.50円を超えても、あまり走らなかったのですが、実需の売りをこなしながら、水準を引き上げてきた印象です。

テクニカル的には、転換線が108.72円にあり、4月28日(日銀ショック）から5月3日まで下落の半値戻しにあたる水準が108.70円付近なので、108.60円という戻りは、まずまずといったところでしょう。

外部環境としては、再来週の伊勢志摩サミットを控えて、財政出動や金融緩和の話が出やすいタイミングです。

そのため、目先的には、円売りになり易いとみますが、きょうのラジオでも述べましたが、円買いのポジションを仕込むには、108円台半ばというのは、悪いポイントではないと思います。

5月10日の主な経済イベントは以下の通りです。

10:30
中国4月生産者物価指数
前年比:事前予想-3.70%(前回-4.30%)
中国4月消費者物価指数
前年比:事前予想2.30%(前回2.30%)
15:00
独3月経常収支
事前予想250億(前回200億)
独3月鉱工業生産
前月比:事前予想-0.20%(前回-0.50%)
前年比:事前予想1.10%(前回1.30%)
独3月貿易収支
事前予想:206億(前回203億)
15:45
仏3月鉱工業生産
前月比:事前予想0.60%(前回-1.00%)
前年比:事前予想0.40%(前回0.60%)
16:15
ダドリー米ニューヨーク地区連銀総裁 講演
17:30
英3月商品貿易収支(英ﾎﾟﾝﾄﾞ)
事前予想-114.5億(前回-119.64億)
英3月貿易収支
事前予想-42億(前回-48.4億)
23:00
米3月JOLT求人
事前予想5400(前回5445)

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