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堀内昭利-本日の注目点(10月22日)
- 2022/10/22
- 堀内昭利 本日の注目点

神田氏は、なかなかの相場巧者。口だけだと無視し始めていた時に出現。介入したことは途中から気が付いたが、せっかく、彼がノーコメントだとしているのに、関係者の一人がペラペラ語ったようである。銀行間で、145.50とか144.50とかついたらしいが、FX業界では、大勢は146.15-20が安値であって、そんな我々が買えないような値段がついたと威張られても、そんな安値は、うちの統計に入れない。151円台入りで、ショートが一掃されたタイミングだったね。金曜あのまま高く終わったとしても、週明けから異常状態が修正に入ったはずで、無理にあの時間帯にやることもなかったとは感じている。ただ、東京の昼間だと、買い損ねた実需筋がゾロゾロいるはずで、効果を狙うには、夕方以降とか、夜中のほうが、良かったのだろう。他の通貨も連動してガタガタ動いていたが、これは、隙をねらった連中の動きだろう。WSJの記事で動いたが、やっぱり隠れていたか、ハトって感じ。タカで統一されたと思っていたが、イチャモンハトが出現という感じだ。このハト派連中が、インフレをここまで放置してきた連中なんだよね。今後のFOMCは、ややっこしいことになりそうだ。
(2022年10月22日午後)
「暗約領域」新宿鮫11巻目。大沢在昌著。カッパ。9年ぶりの登場らしい。相変わらずの激しい刑事物だ。ずいぶん長編ストーリーになっている。しかし、著者はよく取材したり、分析したりしているようで、そんな労作というのがよくわかる。知らない地下社会の話は相変わらず面白い。ストーリーの結末からいくと、第12巻目は、そんなに時間がかからないと思う。当然、座布団5枚。