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- 堀内昭利-本日の注目点(2月6日)
堀内昭利-本日の注目点(2月6日)
- 2023/2/7
- 堀内昭利 本日の注目点

日経速報で窓が大きく空いたし、そんな話し知らんというタヌキたちの火消で萎えたりというわけで、日経相場の様相だった。当日の東京で窓を埋める確率は99%なのだが、超久しぶりに示現しなかった。外れた記憶がない。円安への備えができてなかった感じである。金利が上げ続けていて、ドル円だけでなく、他通貨にも影響を与えている。といっても欧州は冴えなかった。NY参戦から、相場に多少熱気が戻ってきた様子。久しぶりの131円台や132円台だったので、実需の売りがそれなりに出るのかと思いきや、意外とパワーがなかった。127-132円の枠からはみ出してきた様子で、どこまで伸びしろがあるのか注目している。
(2023年2月6日23時過ぎ)
「歴史のダイヤグラム」原武史著。朝日新書。朝日新聞に連載されていたようだ。著者は学者であるが、鉄ちゃん。父親が鉄ちゃんで、いろいろ連れられて行った経験が活きている様子。この本は、いろいろ読んできた鉄道がらみの本と比べると異色と言えるかもしれない。よく、研究していて、興味津々で読んだ。なかなかの著書だ。あとがきでいいことが書かれていた。欧州では、鉄道を社会インフラと捉えていて、赤字路線にも投資する。そして、鉄道の文化的価値を認めている。日本では、スピード、採算ばかり気にして、なおかつ、道路にばかりお金を使っている。まあ、日本は文化を大事にしてそうで、実際にはそうではないからね。衰退していても文化、歴史などを大事にする国になればいいのにと私も思う。座布団5枚。