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堀内昭利-本日の注目点(2月10日)
- 2023/2/10
- 堀内昭利 本日の注目点

前日のNYは、軟調だった金利が急上昇してドルも反転した。毎日欧州はユーロ買い、ポンド買いだったが、NYは連日売り。今日はまだはっきりしない。曲者ミシガンが夜中にある。また期待インフレ云々で動くのだろう。円相場。しかし、14日に提示するというからすっかりその時に総裁がわかるのかと思っていた。政府の中に日経に内通者がいるようだ。雨宮報道でも、え?って感じだったし。政府はタヌキだらけだからね。日経は、メディア過当競争の中、経済紙トップの意地があるのだろう。そんなわけで、月曜日も金曜日も結果的に日経に振り回される相場となった。連中がいくら否定しても、政策変更に固執している投機筋が居座っている様子。根強い円高、金利高感のようだ。来週以降は、黒田、岸田、植田の3人の田んぼの動向次第ですな。週末の経済メディアもこの話ばかりになるのではないか。前日、激しい円売りを仕掛けていたNY市場は、宴の後のように冴えない動きをしている。
(2023年2月10日23時過ぎ)
「ふがいない僕は空を見た」窪美澄著。新潮。13年前の作品。著者は同じ市内に住んでいるので、馴染みがあった。つぶれた酒屋の娘だったようだ。話を聞いていて好感をもったので、一冊選んで読んでみた。最初から官能小説というかエロだらけで、うわ、女の書くものはこんなにすごいのかと驚いていた。それが半分まで進む。そこで、この本がどうして、山本周五郎賞を受賞したのか不可思議だった。後半の物語の展開で、うーむ、なるほどと真剣に読んだ。そんなわけで、受賞の理由もわかった気がする。この著者は、なかなかである。座布団5枚。
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