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- 堀内昭利-本日の注目点(7月19日)
堀内昭利-本日の注目点(7月19日)
- 2023/7/20
- 堀内昭利 本日の注目点

珍しく、東京の時間帯が一番活発だった。ドル円は、下げすぎの修正相場というところだろうか。クロス円自体は、上げているもの、下げているものでマチマチだ。スイスフランが異様な強さを発揮している。介入するぞ恫喝は、日本と同じ。えてしてそんなものだ。だから、介入を試す動きなどと称される。ポンドは久しぶりに落ちたね。インフレ指標は、下馬評がうるさかったから、え?って感じの結果だった様子。ユーロは強いままで居座っているが、相変わらず、動かずで投機通貨としては失格だね。(7月19日22時過ぎ)
「百間、まだ死なざるや」山本一生著。中央公論。すごく分厚い本で、読むのに時間がかかったが、あえて、時間をかけて楽しんで読んだ。百閒とか字は変わるのだが、その背景は書かれていた。最初は、黒沢監督の遺作、「まあだだよ」を見て、こんなに生徒たちに愛される先生というのはすごいと感動したのがきっかけ。その映画で、所ジョージが好演していて、それ以来、所のファン。その後、鉄道紀行の名著、阿房列車、これは、その後、宮脇俊三などに引き継がれるのだが、を読んで感激をし、また、百閒が、私の好きな漱石の弟子と知り、ますます興味深々。知らないこともたくさん書かれていた。彼は、借金大魔王なのだが、なんで、そんなに金銭感覚がダメなのだろうと思っていたが、後半に初めて、彼のお金の使い方が書かれていて、とても納得した。多くの人に慕われながら、絶交なども多く、なんともたいした先生である。1971年に81歳で大往生。内田百閒ファンにとっては、座布団100枚くらい進呈したくなる。感動した。
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